あなたのキャリア観はどのパターン?

 

どうも、にのです。

 

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今日はいい天気ですね。

こんないい天気の日曜日の日中なんて、

みなさん転職のこと積極的に考えないですよね。

(※写真は関係ありません)

 

なのでこのブログの投稿は、あえて月曜が近づいてきて現実を考え始めるサザエさん症候群になり始める時間に設定してやろうと思います。

みなさん、現実を見つめてください。

 

サザエさん症候群 - Wikipedia

 

 

 

さて、今回の投稿では先日の投稿でちらっとお話した「私が影響を受けた本」についてちらっとお話しようと思います。

 

careerliteracy.hatenablog.com

 

 

あなたのキャリア観はどのパターン?

 

 

私が影響を受けた本というのは、こちらです。

「ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?-キャリア思考と自己責任の罠-」

福島創太

https://goo.gl/JEnoPF

 

 

タイトルだけだと一見どこにでもありそうな薄っぺらい内容の本に思えますが、私にとってはとても勉強になることがたくさん書かれていました。

気になる方は一度読んでみてください。

 

この本では、現代のゆとり世代と呼ばれる若者が、転職に対してどんな向き合い方をしているのか、そしてそれはなぜ起こっているか、この現状に対して世の中はどう対処していくべきかが、歴史的背景や転職者インタビューなどを用いて解説されています。

 

この本の中で、ゆとり世代の転職希望者の方は以下の3パターンに分類されるとされています。

 

1.意識高い系

自分にとっての働く意義を明確に認識し、仕事を通して実現したいことをはっきりと考えそのために転職をしてきたパターン

 

2.ここではないどこかへ系

働くことの意義が意思決定のたびに移り変わりながらキャリアを形成していたパターン

 

3.伝統的キャリア系

自律的なキャリア形成と対比されるキャリアである伝統的キャリアを転職先で歩もうとしていたパターン

現職よりも良い待遇、環境の就労先と偶発的に出会って転職をする場合が多い

 

 

 

 

とても納得の3分類。

 

 

今まで多くの若手の方の転職を支援してきた私的には

上記3パターンはこのくらいの分布になります。

 

 

意識高い系:15%

ここではないどこかへ系:50%

伝統的キャリア系:35%

 

 

つまり、転職を考えている方のうち中長期目線で自律的なキャリア観を持って転職に臨めている方は全体の15%くらいしか居ない印象です。

 

どの分類が良い悪いというわけではありませんが、それぞれに転職に際しての注意(考えていただきたいこと)がありますので占い風に以下でお話します。

 

 

1.意識高い系のあなたへ

 

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仕事に対するスタンス・意欲が非常に高いあなた。

中長期目線で自身のキャリア形成について考えられているので、キャリアリテラシーは非常に高いと言えるでしょう。

ただしそんなあなただからこそ、行動を起こすときは慎重に。

望んでいるキャリアが転職先でどのくらいの可能性で手に入れられるのかを考えてみて。実現可能性とそれにかかる時間も判断基準に入れることも忘れないようにしましょう。

ラッキーパーソンは本音で話してくれる転職エージェント。

客観視してくれるプロのアドバイスを参考にしてみましょう。

 

 

2.ここではないどこかへ系のあなたへ

 

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仕事のモチベーションや目的が時と場合によって変わりやすいタイプのあなた。

中長期目線で自身のキャリア形成を考えることが苦手と言えるでしょう。

20代~30代前半までであればそれでも目先の環境改善やキャリアアップは望めるでしょうが、それ以降のキャリア形成にはちょっと不安が。

人間、根本の価値観はいつまでたっても変わらないもの。

 「これから自分はどんな人生を歩みたいのか」を考える際に、過去の自分の意思決定の履歴を辿ってみるとヒントになるかも。

ラッキーワードは自己認識と自己分析。

今まで自分がどんな経緯でどんな意思決定をしてきたのか、もう一度よく見つめ直してみて。

NGワードは自分探しの一人旅。一人旅をしなくても自分は見つけられます。

 

 

3.伝統的キャリア系のあなたへ

 

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昔ながらの年功序列、終身雇用の働き方を重んじるタイプのあなた。

年功序列と終身雇用の制度は近いうちに破綻します。変化の激しい世の中を生き抜くために、意識と市場価値を変化させることは不可避です。

本当の安定を手に入れるために、どんな環境でも通用するような市場価値の高い人間にならなければいけないという現実から目をそらさないで。

伝統的キャリアを歩めるだけの会社に入れたあなたは、きっとポテンシャルは高いので現実としっかり向き合うことができれば変われるはず。

ラッキーパーソンはベンチャー企業で働く友人。

仕事に対するスタンスが違いすぎて理解できないこともあるかもしれませんが、自分とのギャップに気づくことが第一歩。

 

 

 

ラフなテンションで書いていますが、内容は大真面目です。

実際に私が上記3タイプの方の支援をする際にも同じようなことを伝えていました。

 

 

特に2.ここではないどこかへ系と3.伝統的キャリア系の2タイプはもう少しキャリアリテラシー上げる必要があります。

初歩の初歩の行動ではありますが、キャリアリテラシーを高めるためのオススメ行動については以前の記事に書いてありますので参考にしてみてください。

 

careerliteracy.hatenablog.com

 

 

さて、あなたのキャリア観はどのパターンでしたでしょうか?

一度自身に問いかけてみてください。

 

さて、サザエさんみて憂鬱になるか。 

ではではまた次回~