あなたの年収おいくらですか?そのうち実力年収はおいくらですか?

ご無沙汰しております。

 

どのくらいご無沙汰かと言うと、以前の記事を書いたのが2/18なので約3ヶ月

 

 

自分の中だと1ヶ月半くらい経っちゃったかな…

くらいの感覚だったのに…

月日の早さって怖い。

そして習慣化するのって難しい。

 

 

このブログ、新しい記事を書いた場合基本的にプライベート用のFBにしか宣伝をしないので、読んでくれているのは大学の友人を中心にだいぶ近しい人たちだけなんですが、

 

以前の記事を投稿してからしばらく書いていなかったら

「あれ、ブログ最近書いてなくない?どしたの(笑)」とか

「にのの発信の年はもう終わったのねww」とか

ありがたい手厳しいご指摘を受けました 笑

 

指摘をもらうたびにやべぇやべぇと内心焦っては

後回し後回しにしてしまってはや3ヶ月。

 

 

いや、違うんですよ

書きたいテーマは決まってたんですけど、なにせ4回書いてみて思ったのが「自分文章力ねぇな」ってことで、一記事を上げるのに4時間くらいかかっちゃうんですよ

そーなるとどうしても腰が重くて。。。

とかいう言い訳。。。

あの程度の記事にそんなに時間かかってんのwとか言わない!

 

 

 

さて、今回は

「あなたの年収おいくらですか?そのうち実力年収はおいくらですか?」

ということでみなさんが気になる年収についてのお話をしたいと思います。

 

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転職を考えている方は基本皆さん年収を気にしています。

そりゃあそうですよね、生きていくためですもん。お金は大事。

 

ただ、現職でもらっている年収の意味を履き違えているばかりに、転職先に求める年収の考え方がおかしくなっている方がとても多いです。

 

「今まで◯◯職をやってきたけど、今後は△△職をやってみたい。

 未経験だけど、年収は今と同程度はほしい。」とか、

 

「現職は拘束時間が長いし全国転勤があるから嫌だ。

 仕事内容は同じでいいけれど今より拘束時間が短くて、

 年収は今以上の環境が良いな。」とか。

 

こんなご希望がよくあります。

気持ちはわかります。

 

わかりますが、はっきり言ってそんなに都合の良い転職先なんてまずないです。

穴場みたいな会社、求人なんてほとんどないし、

そんな会社はまず人が辞めないから中途で募集することはめったにない。

あったとしてめちゃくちゃ倍率が高い。

 

じゃあなぜこんな考え方になってしまうんだろうと考えると、それはおそらく自分のもらっている年収の意味を正しく理解していないから。

 

 

たとえばAさんが現職で年収500万円をもらっているとして

Aさんは転職先でも500万円をもらえるでしょうか?

それは現職での実力年収によります。

 

 

 

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Aさん

(や、別にこんな色気ある写真じゃなくてもよかったんだけどね)

 

Aさんのステータス

28歳 男性

大卒で大手食品メーカーに勤務(全国転勤あり)

6年間営業職として従事

拘束時間は長めで月の残業時間は60時間

営業成績は中の上

 

<年収内訳>

基本給22万円

住宅手当3万円

残業手当9万円(平均)

賞与約50万円×2回(会社業績と部署成績に連動)

 

 

こんな内訳だったとします。

結論から言うと、この場合であれば

営業職以外への転職であればまず現年収維持は無理。

残業を減らしたい、でワークライフバランス重視の

転職をした場合も現年収維持は無理です。

 

 

なぜか。

年収内訳を詳しく見ていきます。

 

年収は月給制であれば大体以下のような構成になっています。

 

基本給

+法律で定められている手当

+各企業ごとに定められている手当

+賞与(もしくはインセンティブ)

 

法律で定められている手当:

労働基準法によるもの。時間外手当や割増賃金。いわゆる残業代

 

各企業ごとに定められている手当:

役職手当、住宅手当、資格手当、家族手当など

会社ごとに設けている手当

 

※年俸制はこれらをまるっとひっくるめて、どのくらいの仕事を期待するからそのくらいの対価を支払いますという支給制度なので、細かい内訳は出しにくいです。

 

 

これらの給与の構成要素を、「自分の実力によるもの」と「会社の実力によるもの」のどちらかに分類するとこうなります。

 

 

基本給=自分の実力によるもの

法律で定められている手当=どちらとも言えない。拘束時間次第。

各企業ごとに定められている手当=会社の実力によるもの

賞与(もしくはインセンティブ)=自分の実力によるもの会社の実力によるもの

 

 

つまり、年収すべてが「自分の実力によるもの」とはなりません。

住宅手当や資格手当が充実している会社は、それだけ会社が利益を出せている証拠であり、離職を防ごうとしている証拠でしょう。

こういった手当が充実しているのは大手企業が多いですが、大手企業は反面、総合職として自分の希望しない仕事に就く可能性があったり、自分の意志に反して全国転勤が発生したりします。

給与はそれとのトレードオフの関係と言えるでしょう。

 

また、賞与についてもちゃんと事実を捉えなければいけません。

そもそも会社の業績と連動する賞与であれば、極論自身の成績はイマイチでも賞与は一定支払われるわけです。これでは賞与額=すべて自身の実力の対価とは言えないです。

 

残業代についても同じ。

本来残業代という考え方は、成果にかかわらず仕事にかかった時間に対して支払う対価なので、極めて労働集約的な考え方で、実力の対価とは言えません。

残業代というのはもともと時給で働く方々(アルバイト、派遣社員)に適応される考え方ですので、正社員に当てはめるのは正しいのか?と思いますし、残業をめちゃくちゃしてるから自分はすごいんだと思うのは間違いです。

 

 

ここまでを考慮すると、

Aさんの正しい実力に対する評価は以下のようになります。

 

基本給22万円 → 22万円(自分の実力)

住宅手当3万円 → なし(会社の実力)

残業手当9万円(平均) →4.5万円(会社と自分の実力半々)

賞与約50万円×2回 → 50万円(会社と自分の実力半々)

 

これで計算し直すと、Aさんの実力年収は368万円になります。

 

全くの異業界異職種への転職であれば、上記くらいが最低ラインでしょう。

あとは転職先の企業の実力がどの程度あるかで手当や賞与が上振れする感じです。

 

異業界に同じ営業職として転職するのであれば、

転職先の企業の実力+拘束時間の長さ+成果の出せる具合がどのくらい変動するかで

現年収まで近づけるかどうかが変わります。

 

自分の年収を年収としてまるっと捉えるだけでなくて、その内訳はどうなっているのか、何でどのくらい構成されているのか、そのうち自分の実力と言えるのはどのくらいかを探ってみることで、今の自分の市場価値と転職する際の大体の相場感がつかめると思います。

 

 

その上で何を優先させるか?は人それぞれです。

今後どんなキャリアを積みたいか、どうやって年収を上げていきたいかを考える際にぜひ一度自分の実力年収についても考えてみてください。

 

 

あなたのキャリア観はどのパターン?

 

どうも、にのです。

 

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今日はいい天気ですね。

こんないい天気の日曜日の日中なんて、

みなさん転職のこと積極的に考えないですよね。

(※写真は関係ありません)

 

なのでこのブログの投稿は、あえて月曜が近づいてきて現実を考え始めるサザエさん症候群になり始める時間に設定してやろうと思います。

みなさん、現実を見つめてください。

 

サザエさん症候群 - Wikipedia

 

 

 

さて、今回の投稿では先日の投稿でちらっとお話した「私が影響を受けた本」についてちらっとお話しようと思います。

 

careerliteracy.hatenablog.com

 

 

あなたのキャリア観はどのパターン?

 

 

私が影響を受けた本というのは、こちらです。

「ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?-キャリア思考と自己責任の罠-」

福島創太

https://goo.gl/JEnoPF

 

 

タイトルだけだと一見どこにでもありそうな薄っぺらい内容の本に思えますが、私にとってはとても勉強になることがたくさん書かれていました。

気になる方は一度読んでみてください。

 

この本では、現代のゆとり世代と呼ばれる若者が、転職に対してどんな向き合い方をしているのか、そしてそれはなぜ起こっているか、この現状に対して世の中はどう対処していくべきかが、歴史的背景や転職者インタビューなどを用いて解説されています。

 

この本の中で、ゆとり世代の転職希望者の方は以下の3パターンに分類されるとされています。

 

1.意識高い系

自分にとっての働く意義を明確に認識し、仕事を通して実現したいことをはっきりと考えそのために転職をしてきたパターン

 

2.ここではないどこかへ系

働くことの意義が意思決定のたびに移り変わりながらキャリアを形成していたパターン

 

3.伝統的キャリア系

自律的なキャリア形成と対比されるキャリアである伝統的キャリアを転職先で歩もうとしていたパターン

現職よりも良い待遇、環境の就労先と偶発的に出会って転職をする場合が多い

 

 

 

 

とても納得の3分類。

 

 

今まで多くの若手の方の転職を支援してきた私的には

上記3パターンはこのくらいの分布になります。

 

 

意識高い系:15%

ここではないどこかへ系:50%

伝統的キャリア系:35%

 

 

つまり、転職を考えている方のうち中長期目線で自律的なキャリア観を持って転職に臨めている方は全体の15%くらいしか居ない印象です。

 

どの分類が良い悪いというわけではありませんが、それぞれに転職に際しての注意(考えていただきたいこと)がありますので占い風に以下でお話します。

 

 

1.意識高い系のあなたへ

 

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仕事に対するスタンス・意欲が非常に高いあなた。

中長期目線で自身のキャリア形成について考えられているので、キャリアリテラシーは非常に高いと言えるでしょう。

ただしそんなあなただからこそ、行動を起こすときは慎重に。

望んでいるキャリアが転職先でどのくらいの可能性で手に入れられるのかを考えてみて。実現可能性とそれにかかる時間も判断基準に入れることも忘れないようにしましょう。

ラッキーパーソンは本音で話してくれる転職エージェント。

客観視してくれるプロのアドバイスを参考にしてみましょう。

 

 

2.ここではないどこかへ系のあなたへ

 

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仕事のモチベーションや目的が時と場合によって変わりやすいタイプのあなた。

中長期目線で自身のキャリア形成を考えることが苦手と言えるでしょう。

20代~30代前半までであればそれでも目先の環境改善やキャリアアップは望めるでしょうが、それ以降のキャリア形成にはちょっと不安が。

人間、根本の価値観はいつまでたっても変わらないもの。

 「これから自分はどんな人生を歩みたいのか」を考える際に、過去の自分の意思決定の履歴を辿ってみるとヒントになるかも。

ラッキーワードは自己認識と自己分析。

今まで自分がどんな経緯でどんな意思決定をしてきたのか、もう一度よく見つめ直してみて。

NGワードは自分探しの一人旅。一人旅をしなくても自分は見つけられます。

 

 

3.伝統的キャリア系のあなたへ

 

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昔ながらの年功序列、終身雇用の働き方を重んじるタイプのあなた。

年功序列と終身雇用の制度は近いうちに破綻します。変化の激しい世の中を生き抜くために、意識と市場価値を変化させることは不可避です。

本当の安定を手に入れるために、どんな環境でも通用するような市場価値の高い人間にならなければいけないという現実から目をそらさないで。

伝統的キャリアを歩めるだけの会社に入れたあなたは、きっとポテンシャルは高いので現実としっかり向き合うことができれば変われるはず。

ラッキーパーソンはベンチャー企業で働く友人。

仕事に対するスタンスが違いすぎて理解できないこともあるかもしれませんが、自分とのギャップに気づくことが第一歩。

 

 

 

ラフなテンションで書いていますが、内容は大真面目です。

実際に私が上記3タイプの方の支援をする際にも同じようなことを伝えていました。

 

 

特に2.ここではないどこかへ系と3.伝統的キャリア系の2タイプはもう少しキャリアリテラシー上げる必要があります。

初歩の初歩の行動ではありますが、キャリアリテラシーを高めるためのオススメ行動については以前の記事に書いてありますので参考にしてみてください。

 

careerliteracy.hatenablog.com

 

 

さて、あなたのキャリア観はどのパターンでしたでしょうか?

一度自身に問いかけてみてください。

 

さて、サザエさんみて憂鬱になるか。 

ではではまた次回~

 

自分の市場価値を知ることの大切さ

 

どうも、にのです。

どうにかこうにか3つ目の投稿です。

サムネはわざとです。

 

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今回お話したいのは

「自分の市場価値を知ることの大切さ」

についてです。

 

 

前回、私がなぜキャリアリテラシーを身につける必要性を感じるようになったかについてつらつらと書かせてもらいました。

 

 

転職を希望する方の多くは、

キャリアに対する主体性が足りていなかったり

自分がどんな価値を提供して給与という対価を得ているか

という視点を持てていなかったりする、と。

 

 

今回は、では実際にキャリアリテラシーを身につけるためには

何をやれば良いのかというところに少し突っ込んでいきます。

 

 

自分の市場価値って把握していますか?

 

 

みなさんは、自身の市場価値を正しく把握されていますでしょうか?

男として、女としての価値って意味じゃないっすよ。

それは自分も知りたいくらいです。

 

 

そうではなく、転職市場における市場価値です。

 

 

転職エージェントで働いていると、

常に市場に触れている(=需要側・供給側の声に触れている)ため

今市場が何を求めているのか、

どんなことが価値とされているのかを常に考えさせられます。

 

 

ただ、人材業界以外の会社で働いていらっしゃる方は

中々市場に触れる機会はありません。

市場について考える機会すら無いという方がほとんどではないでしょうか。

私も前職のときはそうでした。

 

 

 

そこで、私はキャリアリテラシーを身につけるための第一歩として

「自分の市場価値を知る」ことをオススメします。

転職しろと言っているわけではありません。

 

 

 

自分の市場価値を知るとは、どういうことでしょうか。

 

 

 

ずばり、自分が市場でどれだけの価値があると

評価されるのかを知るということです。(ばばーん)

そう、そのまんま。

 

 

では、価値とは何でしょうか。

 

 

企業は、

ある理念の基、

ある目標に向かって

事業を進めていく組織です。

 

事業を進めていくためには、

進めるためのリソースが必要です。

一般的によく言われるリソースはヒト・モノ・カネ。

 

これらのリソースを適切なタイミングで適切に補充し

目標に向かって事業を進めていくのです。

 

これらのリソースのうちどれが欠けても

うまく計画通りに事業を進めることはできません。

 

 

なかでも不確定要素が大きいのはヒトです。

 

ヒトはもちろん生き物ですので、

将来的にどのような成果を発揮してくれるか(事業に貢献してくれるか)

見通しを立てることがとても難しいです。

 

 

今は昔よりもITのテクノロジーが発展し、

グローバル化が進み、3年後、5年後、10年後にどんな世の中になるか

どんな産業が盛り上がるのかなどの

長期的な見通しと計画を立てることが難しくなってきています。

企業はただでさえ事業計画を立てるのが難しくなっているのです。

 

 

ずっと沖縄近海のおだやかな海で航海をしていた船が、

どんどん真冬の日本海のような荒波の中で航海しなければいけなくなった

みたいなもんです。(真冬の日本海が荒れてなかったらすいません。)

 

 

先の見通しが立てづらい荒波を航海するためには

すぐに戦力となってくれる乗組員を迎え入れなければいけないのです。

ペーペーの乗組員を乗せて教えている間に

波に飲まれてしまう可能性もある。

 

 

そんだけ世の中の流れが早くなり激化する中で

ヒト一人雇うって企業からしたら一大決心なんです。

そりゃもう必死です。

このヒトを採用して事業にどれだけインパクトを出してくれるだろうか。

事業にどれだけ貢献してくれるだろうか。

ちゃんと長く続けてくれるだろうか。

性格は合うだろうか。

お酒好きかな…。

 

 

そういう視点で選考をする企業さんに対して、

選考を受ける方がアピールすべきは

「自分は△△の経験があるから、貴社に入ったら◯◯という結果を出せるよ」

「自分は●●の知識があるから、貴社に入ったら✕✕という事業を拡大できるよ」

「自分は将来的に~をしたいって思ってるんだけど、貴社も同じでしょ?

 だったら向かう方向は一緒だから長く働き続けたいって思ってるよ安心して」

っていう内容であって、

 

 

この「△△の経験がある」とか「●●の知識がある」とかが自分の価値であって、

具体的で再現性が高ければ高いほど良いです。

もちろん定性面で「困難でも逃げない」とか「考えながら行動できる」とかも価値です。 

 

 

ただ、価値は相対評価で決まるので

市場で評価されてなんぼです。

市場にニーズがなければ価値はありません。

 

 

どれだけ内容が濃かろうが、

私の日記をメルカリに出しても売れません。

市場にニーズが無いからです。

 

 

なので、自分が提供できる価値が評価されるものかどうか

どうすれば価値が高まるのかという意識は働く上でとても大切で

常に意識する必要があります。

 

 

では、どうすれば自分の市場価値を知ることができるでしょうか?

 

 

まずは転職してみましょう

ではなく、個人的には以下がオススメです。(難易度順)

 

 

  • 他部署の人と話をしてみる
  • 社外の人と話をしてみる
  • 身近で転職した人の話を聞いてみる

 

 

 

要は、普段関わる社内の限られたコミュニティ以外の方と

話をしてみることをオススメします。

できれば仕事の話を。

 

 

程度の差はあれど、これを実践してみることで

少し自分のことを客観視できるはずです。

 

・自分がやってるこの仕事って世の中的に珍しいんだなー とか

・同業のあの会社は自社よりもはるかに早いスピードで進んでるんだなー とか

・そういや昔の自分はこんなことをやりたいって思ってたな、忘れてたなー とか

 

何でも良いです。

少しだけでも自身を客観視することができるはずです。

 

 

そして、同時に前回もお伝えした

「自分はどんな価値を提供していて、対価をもらっているのか」

についても考えてみてください。

 

 

この客観視する力が身につけば

「どんな価値を身につけようか」

「どうやって価値を高めようか」

という考えが生まれるはずです。

これこそがキャリアリテラシーの第一歩だと考えています。

 

 

ぜひ、さっそく社外の人に声をかけてみてください。

私をご飯に誘ってくれても良いんですよ!笑

 

 

自分を客観視するための存在として、

キャリアコーチのような存在が普及するといいなーと思っていますが

この話にまで及ぶと長くなってしまうのでまた別の機会に。

 

 

今回の大事な実践

 

  • 他部署の人と話をしてみる
  • 社外の人と話をしてみる
  • 身近で転職した人の話を聞いてみる

 

 

今回の大事な質問

 

  • 今後どんな価値を身につければいいか(身につけたいか)
  • どうすれば市場価値を高められるか

 

 

 

次回はまた今週中に!

コメント、読者登録、批判、お誘い、お待ちしております!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

なぜキャリアリテラシーが必要だと思ったか

 

どうも、にのです。

第2回目の投稿です。

 

 

前回の記事は単なるブログ書きます宣言にも関わらず

色々反応してくださってコメントも頂きシェアもして頂き

誠にありがとうございました!!

 

 

思っていた以上の反応でとても嬉しかった反面

次回以降に対するプレッシャーが大きくなっていき

もうこのまま宣言逃げしちゃおっかな」ってレベルで

書く内容を悩みに悩みました。

 

そして何から書こうかにもとても悩みました。

この記事を完成させるために3つ下書きに保存して、

あれこれ悩んで修正して、

結局そのどれもを採用せず、

新しく書き始めて今に至ります。笑

 

 

 

今年は発信の年なんです、自分の中で。

でも発信って、リスクもあるじゃないですか。

 

 

発信したところで書いている内容のレベルが低ければ

「ぷぷーーっww コイツこんなこと自慢げに書いてやがるマジ卍ww」

って思われて自分の評価を下げるだけだし

 

多くの人に批判をくらう内容であれば

「え、こんなこと思ってるなんてコイツどうかしてる友達やめた」

とか思われて、

いつのまにかFBの友達弟だけです

みたいなことになっちゃう可能性もあるじゃないですか

や、弟とFBでつながってないですけどね。

 

 

だけどそのリスクをとってでも伝えたい事があって、

そうすることで自分を含めて周囲を変えていきたいと思ったからこそ

書き始めたわけなんです。

 

でもいざ発信をし始めると、

いかに伝えたいと思っていたことが整理されていなかったか

いかにまだまだ発信する情報としては稚拙か

を思い知らされます。(まだ1つしか投稿してないくせに)

 

 

なので自分の中で整理をしながら、

かつ読み手が理解しやすくメリットに感じてもらえるような内容にしながら

自分の伝えたいことをゆっくり伝えていこうと思います。

 

 

ですので気長にお付き合いください。

何もやることが無くて暇すぎて死にそうな時にだけ読んでください。

 

 

さて、前置きで十分にハードルを下げたところで、

 

今回お話したいのは、

 

なぜ私が

 

「今の日本にはキャリアリテラシーが必要だ」

 

と思うに至ったかということです。

 

 

 

前回の記事でお伝えしましたが、

私は今の転職のあり方、今後の日本に不安を覚えています。

 

 

なぜなら、トンチンカンな転職をしている人をたくさん見てきたから。

そしてその後の失敗もたくさん見てきたから。

 

 

今まで多くの方の転職希望のお話を聞いてきました。

 

 大半は20代~30代前半の方々ですが、

下は20歳から上は49歳(当時)、

ワーキングマザーから社長まで様々。

 

 

 

転職を希望して相談に来られる方々は言うんです。

 

「今の仕事はやりたいことじゃなくて飽きた。

 別の仕事をやってみたい。でも給与はあげたい。」

 

「もともと転職ありきで今の会社に入りました。

 そろそろ転職しようかなーと思って始めてみました。

 やりたいことは特に決まっていません。」

 

「今よりも拘束時間が短くて給与水準が高いところに行きたいです。

 給与が高ければ業界・職種はこだわりません。」

 

「安定しているので大手に入りましたが転勤が嫌で辞めようと思います。

 転勤なしで安定していて給与水準が高いところありませんか?

 できれば知名度のある会社で。」

 

こんな感じで。

 

みなさんも思い当たるような点はないでしょうか?

自身でなくてもみなさんの周りでこのような話を聞くこと、

あるんじゃないかと思います。

 

 

この考えのまま転職すると間違いなく失敗します。

 

希望の会社に入れない、という意味ではなくて

いずれまた何かしらの不満を抱いて転職してしまうことになり

どんどん自分の価値を下げていってしまう、という意味の失敗。

 

 

なぜなら、上記のような考えの方々には

キャリアに対する主体性がないからです。

そして、自身が何の価値を提供しているか、という視点が無い。

 

 

会社から与えられた仕事に対して労働を提供し、

その対価として給与をもらっている。

自身から何か価値を提供しようと思い行動しているわけではなく

あくまで仕事を受動的に受け取っている。

 

 

仕事に対してこういったスタンスのままでは

いずれ通用しなくなるか、価値が下がる時が来ると思います。

 

 

なんで現代の働く方々にはこういったスタンスの方が多いんでしょう?

なんでなんだろう。

 

 

ちょっと前まで、私の中でのこの疑問に対する答えは

「日本の教育のあり方」でした。

 

 

今の教育は、

小学校、中学校の義務教育が9年間、

そしてその後高校、高専、専門、短大、大学と

様々な進路に分かれていきます。

 

 

その中でも多くの方が進む経路が大学です。(一番は高卒)

多くの方が高校で大学受験の勉強をし、

一斉にセンター試験を受けて一斉に大学に入る。

そして一斉に就活をして一斉に就職する。

 

戦後、日本は急速に発展しなければいけなかったので

国民の画一的な学力向上を目指し教育改革が行われ、

自分のやりたいことを考える(=問題を発見する)よりも

あらゆることをオールマイティにこなす(=課題を実行する)ような 

いわば均一な戦力を持った兵士をどんどん排出することを目的としていました。

 

そして、就職活動をする際は

何がしたいか、どんな仕事に就きたいかの視点ではなく

どの会社(組織)に属したいかの視点で選んでいました。

 

会社に入った後は総合職として会社の指示に従い

オールマイティに仕事をこなし

組織一丸となって成長を目指しました。

 

それによって戦後日本は急速に高度経済成長をし、

世界2位の経済大国の地位にまで回復させることができたので

当時としてはとても有効な手段であったとは思います。

 

ただ、問題なのはその戦後の画一的な教育からあまり変化しないまま

今まで来てしまったことなんではないかと。

高度経済成長は終わってしまい、

みんなが画一的に同じような労働を提供すれば良かった時代は終わったのに

教育はその変化に対応できないまま今を迎えてしまった。

 

なので教育の側面から変えていかなければ

根本的に働き手の今を良くすることはできないんじゃないか。

(ただ、だからと言って周囲の学生(就活生)の相談に

 できるだけ乗ってあげるということ以外

 特に行動に移さなかったことは自分の中での反省です。ほんと、評論家乙)

 

 

はい。ここまでがちょっと前までの私の考え。 

転職に対する考え方がおかしい根本の原因は教育なのでは、と。

 

 

「ちょっと前」という表現をしたのは

今は少し考えが変わりつつあるからです。

 

 

もちろん教育が変わることが大事であるという考えが

なくなったわけではありませんが、

 

それ以上に大事なことがあるんじゃないかということを

ある本を読んで感じるようになったのです。

 

 

それが「キャリアリテラシーを身につけること」です。

 

 

キャリアリテラシーは今働いている方でも身につけられるし、

今から身につけても遅くない。

 

教育から変えていくよりも即効性があり、自分にも何かできそうだと。

そう考えるようになりました。

 

 

 

今こうして書いていることも、

考えや行動が変わったきっかけも

その本に依るところが大きいです。

 

本のお話はまたの機会にでも。

 

 

 

 

さて、今回はこのへんにして

次回に向けて書き始めよーっと!

小出しにしたほうがみんないっぱい見てくれるしね!笑

 

 

ちょっと今回は真面目なテイストで書いてしまったので

途中から自分の言葉になってないんじゃないかとか

すごくそわそわしちゃいますが、

批判や別意見・解釈がありましたらぜひ教えてください。

議論することで深めていきたいです。

 

 

 

 

今回の大事な質問

「あなたはキャリアに対して主体性を持っていますか?」

「あなたは仕事でどんな価値を提供して、対価を得ていますか?」

 

 

上記2つの内容については次回以降掘り下げていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ブログを書こうと思い立った

 

はじめまして、にのと申します。

二宮ではないです。

 

 

 

自分は転職エージェントに勤めているのですが、

 

日々転職を希望する方のお話を聞いていて思うことがあります。

 

 

 

日本はこのままで大丈夫か(いきなり)

 

 

 

 

こう書くと話が大きすぎますね。

 

でも突き詰めて考えるとこういう思いに至るわけです。

 

 

 

 

条件は、今よりいい会社。以上。

 

 

見たことある方が多いであろうパーソルさんのCM。

 

 

 

こんなフレーズがTVCMやら広告やらで出てくるくらい

 

働く人にとって転職がとても身近になっています。

 

 

ちょっと前の数字になりますが

 

リクルートワークス研究所さんの研究レポートのよれば、

 

2015年の年間転職者数は276万人。

 

これは全就業者数6,274万人のうち、約4%。

 

25人くらいの組織で毎年一人入れ替わるくらいの感覚ですね。

 

年々人材の流動性が高くなってきているのは間違いない。

 

 

 

 

ただ、そんな状況だからこそこう言いたい。

 

 

 

 

 

 

 

ほんとに転職して良いんですか!

 

冷静になって考えて!

 

 

 

 

 

 

 

転職エージェントが何言うとんねん

 

転職させるんが仕事やろ(エセ)

 

 

 

 

って思われるかもしれませんが、これは本気で言いたい。

本気と書いてホンキ。

 

 

 

 

 

 

このブログは、

 

転職を考えている人がちゃんと自分の人生を真剣に考えて

 

正しい意思決定することができるような世の中になることを目指し、

 

少しでも役に立つような情報を発信していくために書きます。

 

私が転職エージェントの人間である限り、書こうと思います。

 

更新されなくなったら、察してください 笑

 

 

 

あくまでこれは個人的な活動であって、

 

会社としての発信と思われたくないので

 

あえて本名は伏せました。

( まあ探そうと思えば探せますけど)

 

 

 

次回以降は随時配信していきます。

 

予定している内容としてはこんな感じ

 

・転職の今

・転職希望者あるある

・市場価値を知ることの大切さ

・日本の歴史、キャリアの歴史

・キャリア形成における今の日本の課題

・キャリアリテラシーを身につけるとは

 

 

もし

「こんなの教えてよ」とか

「これは間違っている」とか

ご意見・ご相談がありましたら

コメントなり何なりいつでもバシバシ頂きたいです。

 

 

エージェントとしての体験談はいくらでも書けますが、

現状の課題やそれに対する解決策については

なにぶん自分も勉強中なので。

むしろ知らない知識は教えてください。

 

 

 

初回の配信は特に内容もないままこれで終わりますが、

 

最後に、まずは「キャリアリテラシー」という言葉を意識していただきたい。

 

 

 

キャリアリテラシー

 

 

おそらく大半の人が初耳の言葉かと。 

 

 

 

だって造語だもん

 

 

 

Googleさんに、

「オッケー、Google!キャリアリテラシーって何!?」

って元気よく聞いても48万件くらいしかヒットしません

 

結構ヒットするなおい

 

 

 

とにかく、個人的にはこの「キャリアリテラシー」という言葉が

今の日本の働く方々にとって必要なものとしてしっくりきたので

勝手に流行らせたいと思っています。

 

 

 

IT技術が急速に発展していく中で、

 

そのテクノロジーをうまく利用して乗りこなしていくために

 

ITリテラシーという言葉が生まれたように

 

 

 

 

日本を取り巻くキャリア環境が急速に変化している今

 

その変化に流されるのではなくうまく乗りこなしていくためには

 

キャリアリテラシーを身につけることが必要です。

 

 

 

 

 

働くみなさんのキャリアリテラシーが高まれば

 

きっともっと働きやすい世の中になるはず。

 

そして日本はもっと良くなるはず。

 

 

 

 

身につけましょう、キャリアリテラシー。

 

 

 

 

 

目標は、今よりいい世の中。以上。